膝(ひざ)の痛みの原因

現在、膝の痛みに悩んでいる方はたくさんいます。例えば、若者の場合はランニングやマラソンやテニスなどのスポーツが原因で膝を痛めてしまう事もありますし、お年寄りの場合は老化によって膝を痛めてしまう事が多いです。膝は人間が立ったり座ったり歩いたりという行動をする上で全身を支える重要な部分です。

膝を痛めてしまうとこれらの動作が不自由になってしまうので、次第に体を動かさなくなり、筋力の低下につながります。お年寄りの場合、最悪寝たきりになってしまう事も多いです。

では何故、膝は痛くなってしまうのでしょう。膝(ひざ)の痛みの原因は何なのでしょう。今回は膝の痛みの原因について説明したいと思います。

スポーツなどで物理的に膝を痛めてしまった場合を別にすると、膝(ひざ)の痛みの原因は多くの場合変形性膝関節症と言われています。変形性膝関節症とは、大腿骨と頸骨をつなぐ関節にある軟骨が擦り減り、炎症を起こす膝の病気です。

大腿骨とは太ももの部分の骨で、頸骨はスネの部分の骨ですね。

大腿骨と頸骨は靭帯で繋がっていますが、それぞれの骨の端は軟骨に覆われています。軟骨はそれぞれの骨同士が直接接触するのを防ぐ役目と、関節を滑らかに動かす役目があります。しかし、老化や日常生活の影響によりこの軟骨が減り、膝に負担がかかり、日々悩まされる痛みを伴うようになるのです。

変形性膝関節症患者のレントゲンを見たことがありますが、大腿骨と頸骨が完全に触れている状態でした。このような状態だと、歩くたびに激痛が走るのも納得です。膝の痛みの原因はほとんどが変形性膝関節症ですが、次回からは変形性膝関節症になる原因をさらに掘り下げていきたいと思います。