変形性膝関節症サポーター

膝が痛い原因は多くの場合変形性膝関節症ですが、その初期段階では膝サポーターの使用が効果的です。

膝が痛くなると歩くのが億劫になり、次第に運動量が減少しがちですが、そのまま運動をしない状態が続くと、膝を支える筋肉がみるみるうちに弱ってしまいます。膝を支える筋肉は主に大腿四頭筋(太ももの前面の筋肉)ですが、これらの筋肉が衰えると膝への負担が更にアップしてしまいます。

膝が痛い→でも運動しないと更に膝が悪くなる→でも膝が痛くて運動できない・・・という負のスパイラルに多くの方が陥りますが、そんな状態を抜け出す手助けをするのが膝サポーターです。膝サポーターと言っても、ただ単に膝を暖めるようなサポーターではなく、膝関節を補強するタイプの新型サポーターの事を言います。このようなサポーターは、テーピングで膝を固めた場合と同じような効果があり、膝の筋肉をサポートしてくれます。

テレビショッピングなどで「膝ベルト」というものが販売されていますが、まさにあの商品がこのタイプの膝サポーターですね。実際に膝サポーターを着用して膝周りの筋肉を鍛えることによって、ひざに水が溜まりにくくなったという例もあるようです。

膝サポーターによって膝関節への負担を無くすことによって、暫くは楽に生活ができるようになります。しかし、あくまで筋肉を補助するだけなので、根本的な膝の痛みの解決にはなりません。今後は適度にトレーニングを行い大腿四頭筋や内転筋を鍛えるか、症状が更に悪くなった場合はプラセンタ注射や関節鏡手術等を検討する必要が出てくると思います。しかし、膝の痛みの初期状況を和らげ、膝の痛みの悪化を遅らせる対策としては膝サポーターはかなり有効と言えるでしょう。