「押圧」でひざ痛緩和

二足歩行の人間にとって、ひざは上半身を支えるために非常に重要な関節です。その重要な膝関節に痛みを抱えている人が多いようです。

特に年配の女性に多い「変形性膝関節症」は代表的な膝の病気のひとつです。また、若い人でも激しいスポーツによる膝関節への負担によって膝に痛みを生じることもあります。

そんな膝の痛みに効果があるとして注目されているのが「押圧(おうあつ)」です。押圧は、書籍で取り上げられたこともあるほど反響の大きかった施術法です。

押圧とは

押圧とは、ツボを指で押し、圧力を加えることで血流を促し、自然治癒力を高めようとする東洋医学で、血液循環療法とも呼ばれています。

東洋医学では、主に整体院などでの施術が可能で、機械等を使用せず、人の指で行うため、高い技術力、経験を要します。

ゆっくりと押圧によって圧力をかけた後、手を離すと血流が促進されます。この作業を繰り返すのです。実際施術を受けた人は、「こんなに弱い力で効果があるのか」と思うほどソフトな施術のようです。

自己押圧は要注意

知識のない人が押圧をする場合、指に体重をかけすぎてしまうという傾向があります。整体の有識者に行ってもらうのが一番良いのですが、どうしても自己押圧をしたいという場合には、力を入れすぎないようにすることが非常に重要です。また、長時間押しすぎることにより、症状が悪化してしまう場合があります。

間違った自己押圧が原因で骨化性筋炎を発症する可能性も捨てきれません。出来るだけ自己押圧は控えるようにしましょう。