ジョギングによるひざ痛
最近、健康のためにジョギングをする人が増えています。特別な器具もいらず、お金もかからず、自分のペースで続けられることが人気の要因のようです。
しかし、ジョギングは軽い運動として認識している方が多いかと思いますが、実はひざにかなりの負担がかかっており、ひざ痛の原因になってしまうこともあります。
ジョギングによるひざの病気
膝痛を生じる病気のひとつに「ランナー膝」というのがありますが、これはまさに走ることが原因で膝関節を痛めてしまう疾患です。プロのマラソン選手にも症状が多いことで知られており、大腿部の外側にある靭帯と膝関節に接している大腿骨とが擦れあってしまうことで炎症を起こしてしまい、ひざ痛を生じる病気です。
ランナー膝になってしまうと、強いひざの痛みを生じ、酷くなると歩行が困難になることもあることから、決して軽視してはいけない膝の病気です。
ジョギングによるひざ痛を防ぐために
ジョギングを始める前に、ストレッチや筋トレなどをして、走るための準備をしておきましょう。
走る動作は、膝に対して体重の6倍もの衝撃を与えると言われています。その衝撃を和らげるためにサポーターの使用が望ましいでしょう。
また、ジョギングをする際には、必ずジョギング専用のシューズを履きましょう。少しでも膝に違和感を覚えたらすぐにジョギングを中止し、膝の炎症を鎮めましょう。
ジョギング中にひざ痛を感じたら
膝が熱を持ち、腫れや痛みを生じたら、患部を冷やしましょう。2〜3日経っても痛みが治まらない場合には医療機関を受診することをお勧めします。