グルコサミンとコンドロイチン

最近、テレビCMなどで「グルコサミン&コンドロイチン」というサプリメントを見かけます。これらは一体どのようなサプリメントなのでしょうか。今回はグルコサミンとコンドロイチンについて説明したいと思います。

まず、グルコサミン。グルコサミンは、主にロブスター・カニ・エビなどの殻に含まれるアミノ糖(糖とアミノ酸が結合したもの)の一種で、人間の体にも存在し、軟骨のプロテオグルカンの形成に役立っています。また、グルコサミンには軟骨細胞を刺激して軟骨生成を促進する働きもあります。

プロテオグルカンは関節液をスポンジの様に保つ働きをするもので、プロテオグルカンがあるからこそ、人間は関節をスムーズに動かせると言っても過言ではありません。

しかし、加齢によってグルコサミンの生成力が衰えると、関節軟骨の再生能力が落ち、どんどん関節軟骨がすり減ってしまいます。その結果、骨と骨がぶつかり炎症を起こしてしまう事になります。これが、膝の痛みの原因となる変形性膝関節症です。

そこで、生成力の衰えてしまったグルコサミンを補給するサプリメントの登場です。グルコサミンを摂取することによって、関節軟骨が再生して痛みが消えると言われているのです。実際にグルコサミンを摂取することによって膝の痛みが解消されたという方はたくさんいるようです。

コンドロイチンは、軟骨や皮膚に含まれるネバネバの粘液成分で、ムコ多糖類の一種です。ギリシャ語で「軟骨の元」という意味があり、関節を保湿する役割があります。グルコサミンと併せて摂取する事で、軟骨の生成力が高まると言われています。

つまり、グルコサミンとコンドロイチンを一緒に摂取すれば、膝の痛みに効果的であると言えるわけですね。しかし、これらは粗悪品も出回っているようなので、しっかりとした品質のものを選ぶ必要があります。ネットで評判などを調べ、信頼のおけるメーカーのものを購入しましょう。