入浴でひざの痛みを和らげましょう
中高年に発症することの多い膝の痛み。
腫れや炎症を伴う痛みが生じた場合には患部を冷やすことが必要ですが、慢性的な痛みへの対策としては、膝を温めることが効果的です。
雨の日や寒い季節になると膝に痛みを感じるという方も多いのではないでしょうか。膝が冷えてしまうと血行が悪くなり、筋肉が凝り固まり、老廃物もたまりがちになります。
サポーターや温湿布などで患部を温めることも効果的ですが、もっと効果が望めるのが入浴による温熱療法です。
入浴による温熱療法
入浴によって患部を温めることで、新陳代謝を促します。新陳代謝が活発になることによって血流がアップし、炎症や痛みの元になっている物質を排出する効果が期待できるのです。
さらに効果を高める入浴方法
血行促進効果をより一層高めるために「温冷交代浴」をお勧めします。
温冷交代浴とは、患部を温めたり冷やしたりということを交互に行う入浴法です。お湯に浸かったあと、患部に冷水シャワーを当てるという動作を繰り返します。
患部を温めたり冷やしたりすることで新陳代謝が活発になり、入浴後も効果が持続します。
入浴による温熱療法 注意点
入浴による温熱療法は大変効果的ですが、心臓に疾患のある方や、血圧の高い方は要注意です。
中高年の方は熱いお湯を好む傾向がありますが、熱い湯は心臓に負担がかかってしまう原因となりますのでぬるめが良いでしょう。
少しでも気分が悪くなったら無理をせずにただちに中止して下さい。