冷えが膝にもたらす痛み
寒い時期になると膝が痛むという方も多いと思います。また、夏場はどこに行っても寒いくらいの設定温度でエアコンが掛かっているので、膝に痛みを抱えている方にとっては辛い時期だと思います。
では何故、膝は冷えると痛くなるのでしょうか。今回は、膝の痛みの原因として考えられる『冷え』について説明していきたいと思います。
例えば、冬になるとパソコンの調子が悪くなったり、車も長時間の暖気が必要だったりします。寒さというのは色々な物に影響を及ぼすもので、人間の膝も例外ではありません。冬の寒さやエアコンの冷気などで膝が冷えると、血流が悪くなってしまいます。血液は赤血球・白血球・リンパ球・血小板・血漿(けっしょう)などでできていますが、血漿は体内の老廃物を排出する働きがあり、血流が悪くなるとその働きが衰えます。そうすると、新陳代謝が落ち、老廃物と供にヒスタミンという痛みの原因となる物質が膝に蓄積してしまいます。これが膝の痛みの原因となるのです。
つまり、冷えは膝の大敵だと言えるでしょう。膝の痛みを少しでもやわらげたいのであれば、とにかく膝を冷やさないという事を心掛け、冷えてしまった場合は直ぐに暖める事を心掛けてください。
ズボンを履くのであれば、膝の部分に薄手のサポーターなどを着用する事をオススメします。最近販売されている膝サポーターは、薄くて暖かいものがたくさんあります。お値段もそれほど高くないので、何枚か持っておくと良いでしょう。