骨盤後傾を治して膝痛改善

膝(ひざ)の痛みの原因は様々ですが、膝とは一見関係なさそうな部分の歪みが、膝の痛みの原因となる事もあります。その歪みとは、骨盤の歪みです。

骨盤は、背骨と下半身とをつなぐ重要な部分です。骨盤が上半身を支えていると言っても過言ではありません。しかし、姿勢の悪い人の多くは骨盤が後ろに傾いていて、その結果、背骨がしっかりと骨盤に乗っていない状態なのです。

背骨がしっかりと骨盤の上に乗っていない状態になると、骨盤だけでは上半身を支えきれませんので、膝に負担を掛ける事になります。これが、骨盤後傾による膝の痛みです。

骨盤後傾が膝の痛みの原因であれば、骨盤を正しい状態に戻してあげれば膝の痛みも改善されるはずです。骨盤後傾は、今まで姿勢の悪い生活を送ってきた事が原因ですから、自分の姿勢の悪さと向き合い、日常生活の中で改善していく必要があります。

骨盤後傾の改善方法ですが、ゆっくりと歩く事によって改善すると言われています。しかし、ただゆっくり歩いていたのでは今までと同じですので、足を前に出す際、足を地面に並行に出して下さい。この動作を取る事により、膝が自然に持ち上がる形になり、股関節の可動域が正常位置に戻ると言われています。

まずは1日3分、上記の方法で歩いてみてください。早い人で約1週間で効果が出始め、3ヶ月で膝の痛みがほとんどなくなったというケースもあるようです。

お金も時間も掛けずに行える膝の負担を軽くする方法です。もしも、膝の痛みの原因が骨盤にあるかなと思っている方は、実践してみる価値はあると言えるでしょう。